「俺は【羅架】(らか)だ。ちなみにこの彗星組の学級代表でもある。
得意魔法は【風】。よろしくな」
そう言って手を差し出してくるメガネ男子先輩……もとい、【羅架】(らか)先輩に、俺らも握手を返す。
みんなそれぞれ得意魔法とかあるんだな……俺はそんなのない、はず。
でも弱点ないってのもまた弱点のような気がするのは俺だけかな?
とりあえず、今度は俺たちが自己紹介をする出番みたいだ。
「私は【雨乱】といいます。まだまだ未熟な天使ですが、どうかよろしくお願いします。
得意魔法は【治癒全般】です」
「俺は【倭草】って言います。えーと、黒鬼の子ですけど中途半端な鬼なんで多分害はないっス。
得意魔法はないっスけど、【基本攻撃】はオールオーケーっス」
二人が自己紹介をすると、彗星組は人間出身の魔法使いばっかだからか、「すごーい!」とか言って二人を見つめている。
こんな中、俺一人だけ人間出身とか言いづら過ぎるでしょ?!
え、ちょ、俺これキツくね?
っていうかスルーしそうになったけど、【黒鬼】は鬼族の中で最も力が強く、力が上手く抑えられなくて暴走する奴がほとんどだそうだ。
ま、倭草は大丈夫だと思うけど。
なんてことを思っていると、「次は君よ」と茄希(なき)先輩に声をかけられた。
「えーと、俺は【佐雄】っていいます。人間出身の魔法使いです。
得意魔法は………。あー、得意不得意ないんですけど……」
あやふやな自己紹介で頬をポリポリかいていると、隣にいた倭草が口を開いた。
「佐雄は黒魔術も白魔術も、なんだってできるんスよ!」
「それだけじゃありませんよ!佐雄は【呪い】も【召喚】もできるんですっ」
「ちょ、二人共……υ」
なぜか雨乱も加わって、俺を褒め称えすぎている。
俺、そんな凄くないのに…。
得意魔法は【風】。よろしくな」
そう言って手を差し出してくるメガネ男子先輩……もとい、【羅架】(らか)先輩に、俺らも握手を返す。
みんなそれぞれ得意魔法とかあるんだな……俺はそんなのない、はず。
でも弱点ないってのもまた弱点のような気がするのは俺だけかな?
とりあえず、今度は俺たちが自己紹介をする出番みたいだ。
「私は【雨乱】といいます。まだまだ未熟な天使ですが、どうかよろしくお願いします。
得意魔法は【治癒全般】です」
「俺は【倭草】って言います。えーと、黒鬼の子ですけど中途半端な鬼なんで多分害はないっス。
得意魔法はないっスけど、【基本攻撃】はオールオーケーっス」
二人が自己紹介をすると、彗星組は人間出身の魔法使いばっかだからか、「すごーい!」とか言って二人を見つめている。
こんな中、俺一人だけ人間出身とか言いづら過ぎるでしょ?!
え、ちょ、俺これキツくね?
っていうかスルーしそうになったけど、【黒鬼】は鬼族の中で最も力が強く、力が上手く抑えられなくて暴走する奴がほとんどだそうだ。
ま、倭草は大丈夫だと思うけど。
なんてことを思っていると、「次は君よ」と茄希(なき)先輩に声をかけられた。
「えーと、俺は【佐雄】っていいます。人間出身の魔法使いです。
得意魔法は………。あー、得意不得意ないんですけど……」
あやふやな自己紹介で頬をポリポリかいていると、隣にいた倭草が口を開いた。
「佐雄は黒魔術も白魔術も、なんだってできるんスよ!」
「それだけじゃありませんよ!佐雄は【呪い】も【召喚】もできるんですっ」
「ちょ、二人共……υ」
なぜか雨乱も加わって、俺を褒め称えすぎている。
俺、そんな凄くないのに…。


