鬼と天使と少年と、




魔法学校高等部の職員室へと赴いた俺らは先生からイッヤーなことを言われちった。

学生さんなら分かるハズ!







「「「テスト?」」


「君達の実力が知りたくてね。是非とも披露して欲しいんだ」


「え、いや、でも……披露ってどんなことをすればいいんスか?」



倭草の問いかけに俺と雨乱も頷く。

先生は「そうだなぁ…」と言って顎をさすりながら考えているみたいだ。


…って考えてなかったんかい!


俺が心中でツッコんでいると先生は「あ、そうだ」と閃いたみたいだ。



「高等部の施設には闘技場があってね。そこを使って披露してほしい」


「……ということは、闘えってことですか?」



平和主義天使な雨乱は少し動揺しながら先生に問う。

すると先生は「違う違う」と言って笑った。


すぐさま俺ら3人は顔を見合わせる。

どういうことだ?