ウソつき恋愛<番外編追加>

それに比べてあたしは……。


あたしも梨々花みたいになりたいな~。


今日、祥と一緒に帰れるかな。


一緒に帰りたいなぁ。


そんなあたしの願いが通じたのかもしれない。


教室のドアの方に祥が立っていた。


祥は少し顔を赤くしてあたしに手招きをしていた。


あたしはイスから立ち上がり、祥の方に向かう。


「祥、どうしたの?」


「あのさ、今日一緒に帰ろう」


祥にそう言われて、あたしは笑顔でうなずいた。


祥と帰れるのが嬉しいっ。


「あ、予鈴が鳴るから、教室戻るな。じゃ、放課後に」


そう言って祥は教室に戻っていった。