「信じてねぇみたいだから、毎日好きって言いにくるわ」


「はい!?」

な、なんで!?

毎日来るの?

「いらないっ、いらないっ」

あたしは慌てて首を横に振る。

あたしのことふったくせに、何言ってんだコイツは!

あたしにどうしてほしいわけ?


「授業始まるから、じゃあな」

「え、あ、ちょっと!」

祥はさっさと教室へ戻っていった。

これも罰ゲームの内容なの?

好きな人が他にいるのに、よくこんなことができるなぁ。

さすがに毎日来られるのはめんどくさいかも。


「祥は何がしたいんだろう?」

あたしはポツリと呟いた。