「麻結。少し目、冷やして来たら?」


目が赤く腫れているあたしに梨々花は言った。


「うん。そうする」


そう言ってあたしは立ち上がった。


目が腫れてるからか目が痛い。


授業を受ける気分でもないし、保健室で休もうかな。


「梨々花、あたし保健室で休んでくるね。先生に伝えておいて」


あたしは梨々花にそう伝えると教室を出た。


梨々花は心配そうな顔をしてあたしを見ていた。