「あはは……別れ、ちゃった……」
あたしはベッドに倒れこんだ。
目頭が熱くなる。
鼻の奥がつんとなる。
「短い夢……だった、なぁ……」
気がつけば、目からたくさんの熱い雫がこぼれ落ちていた。
「うぅ……ひっく……ひっく……」
嬉しかったのに……。
やっぱりあたしのせいかな。
そういえば、この間からあたし、泣き言しか言ってない気がする。
そりゃ、付き合って一週間ももたないのも当たり前だよね。
「ひっく……うぅ……」
考えれば考えるほど溢れでてくる涙を止めることは出来なかった。
ああすればよかった、こうすればよかった。
そんな後悔とともに夜は更けていった。