ウソつき恋愛<番外編追加>

「麻結。キス、して?」


俺は、恥ずかしそうにうつむく麻結の顔をのぞき込む。


麻結の顔が赤く染まっている。


そして、麻結は俺に口づけた。



「そんなんじゃ、足りない」



俺は、離れた麻結の体を引き寄せる。


そして、麻結の唇にさっきよりも深く口づけた。



「……はぁ、はぁ」


唇を離すと、麻結の息が上がっていた。


麻結は上目づかいに俺を見る。



「……あんま見んな」


俺は麻結から目を反らした。


「なんでって、そりゃ……」


お前が可愛いからに決まってる。


でも、今は照れて口にすることが出来なかった。