一匹狼に恋をした。




樹SIDE


んだよ…あいつ…。


俺、なんかの病気かもしんねぇー!!


なんか、渚の笑顔見ると、胸がキュンってなるし…


いや、そもそも、きゅんってなんだよ!!


んだよ、その擬音語!!そんな表現ねぇーよ!!


ってね…一人で乗り突っ込みしてる場合じゃないんですよ…。


俺は、自分の体のこと心配しなきゃ…いつか死ぬっ!!


いやだっ!まだ死にたくないよっ!!


今度は背後が騒がしくなる。


人だかりがある。っつっても俺のクラスだけどな…。


人をかぎ分け、一番前にくる。


そこには、


アクロバッドをしている渚の姿。


音楽が鳴りやむと、顔や首筋から流れ落ちる汗。


その汗がとても綺麗で…。


まるで、俺の心情を現してるみたいだった。


渚が、きらきらして見える。


なんだ…?この気持ち。