一匹狼に恋をした。




渚side


いつかは、話さないとって、思ってた。でも


こんなに早いとはな…。



「将太はね…私の元彼。お兄ちゃんは死んだの。」


その言葉を聞いたとき、皆の顔がもっとひきつった。


「やだ…(笑) ちゃんと聞いてよ…?

 中学二年の時、将太と付き合ってて…たまたまお兄ちゃんとも

 帰り道が重なったの。

 その時、信号無視に轢かれそうになった将太をかばったのが

 お兄ちゃん。

 で、お兄ちゃんは即死。将太は罪悪感のためか、

 次の日から休み始めて、、、

 将太が引越ししたって聞いたのは、もう1週間以上も経ってた。」



いつ思い出しても辛い現実で…。でも、


皆と一緒にいるなら、いつかは話そうと思ってた。


「ごめんね?朝からこんな暗い話し…」


「違うよ。」


私の言葉を遮ったのは…


「尚…?」