しばらくすると美月ちゃんは、おちついたようで、いつもの表情を見せていて、ほっとした。


「2月8日がお姉ちゃんの命日で3ヶ月前のその日、学校サボっちゃったんですけど…

たまたま降りる駅通り越して、この街でアンブレラで仕事してる汐里さん見かけてビックリして」

「どうして?」


「似てたんです、笑った時の顔とか背丈とか全体的な雰囲気ですけど」


「それで扉の所にあった張り紙、見つけたんです」


「アルバイトの募集?」


美月ちゃんは頷いた。


「汐里さんと話しをしているともう一人、お姉ちゃんができたみたいで」


「私でよかったら、頼りないかもだけど、これからも仲良くやっていこうね」


「はい」