ピピッ ピピッ ピピピ……。


アラームの音が頭に響く。


私はゆっくりと目を開けた。
カーテンの隙間からやわらかい光が射しこんでいた。


簡単な朝食をすませてアパートを出た。


歩いて約15分駅前に面した通りの向こう側にある喫茶店。

アンブレラ
ここが私の仕事場。

裏口にまわって入る。

更衣室のロッカーからエプロンとバンダナを出して身につけた。