「駿…いっ…しょに…いたいよ―…しゅ…んの所…戻りたい―…」 「駿、しゅ…ん…。やっと分かったの…」 「そんなに戻りたいんだ?」 「!?」 駿? 私の前にいたのは、さっき帰ったはずの駿…? まぼろし? 状況が分からず、ぽかーんと口を開けて駿を見上げた。 「すごい顔だな」 私は立ち上がった。 「駿?」 「何だ?」 本当に駿が今、目の前にいる。 本当の気持ち伝えるなら今しかない。 拒まれても…