「ごめんね。
勝手に思い込んで黙っていなくなって駿には心配かけたし…本当にごめんなさい」



「俺も悪かった。
高城まりあが葵に接触して来るとは思わなかった」



やっぱり、駿の傍にいたいよ。


そう告げたら許してくれるかな…?


「葵…
俺達…別れよう」



えっ!?


今、別れるって言ったの?


「駿?」



「お前には、辛い思いをさせて悪かったな」



待ってよ!


やっぱり、戻りたいって思ったのに…


ずっと一緒に駿の隣にいたいのに。


「待って、私やっぱり「もう行くよ。
さよなら葵」




戻りたいって言わせてくれなかった。


駿は聞きたくなかったんだね。


彼は、私を置いて行ってしまった。