「良かった。
二人会えたんだね」


「「店長!?」」



「二人とも、中で話しなよ。
店内だったら今日は客もいないしわたしもずっと家の方にいるから邪魔はしないよ」



「これから、直ぐに帰えって向こうで話します」


「高遠くん、それはやめた方がいい。
そんな興奮した状態で運転して事故でも起こしたら大変だ」


「分かりました。
店内で話させて下さい」


店長はニコニコしながら頷いた。



私達は店長の後について中に入って行った。



「上にいるから、帰る時は声をかけてね」



店長は階段を上がって行ってしまった。