「おいで」 私は素直に彼の腕の中におさまった。 彼は額に瞼に頬に唇をおとす 最後に唇に彼の唇が重なる 私は深いキスに酔いしれていく……。 これは夢。 でも……私の記憶。 目の前の貴方が少しずつ霞んで もうじき夢から覚める 「待ってまだ行かないで」 彼に手を伸ばす。 彼は切なそうに微笑むと消えてしまった。