「赤坂くーん!」 七海は辺りかまわず叫ぶ。 「ちょ…七海足はやい…!」 バテバテになりながらあたしも 七海を落ち着けるために大きめの声で七海を呼び止めようと言っていると ばっと赤坂くんがこっちを向いた。 七海と赤坂くんの元へ行くと、赤坂くんは立ち止まっていた。 よく見ると、友達も一緒だったらしく、合コンの時の赤毛くんだった。 赤坂くんはほぼフリーズ状態で、 赤毛くんは不思議な顔をしている。 少し笑ってるけれど。