教室に戻ると楽しげに七海と話している佐々原。 もう勝手にやってろ。 そう思って席につく。 「くそ」 室温が高くて、眠りについた。 「ちょっと原くん!?起きてーおはよー夕方だよーおっはよー起きてー」 「…るせーな」 起き上がる。 振り向くともう坂枝と俺しか教室にはいない。 「…七海は?」 「佐々原くんと帰ったよー」 「はぁ?」 さすがにそれはやりすぎだあのくそ佐々原。 ほぼなにも入ってないカバンを持って走って学校を出る。