「バイト終わりにこんな…迷惑かけまくりだよね」 「全然良いから」 本当に勝手だ。 携帯を見ると大分時間が深い。 「あ、今日のところは帰るね、本当にありがとう」 「うん、」 なんだか不思議な顔をしてる雅人さんを不思議に思いながらもしばらく歩くと、 腕をぐいっと引っ張られると、 「えっ…ん」 唇に柔らかい感触がした。 目を開けると、雅人さんの顔。 息が続かない。 ゆっくり雅人さんが離れる。