それから1ヶ月。 中間テストも終わり、 家に帰る途中。 「あれ?秋穂ちゃん?」 「あ、羽田くん」 携帯を触ってたからきっと、話しかけてもらわなかったら、 スルーしてたな… 「試験どうだった?」 羽田くんがそんな…珍しい。 「うーん…、また300位あたりかと…」 「相変わらずだなー、アホなのは」 「黙れ学年最下位」 冷たい目で見ると、 余裕の笑みで 「最下位は原だっつーの。俺は2位。」