「秋穂、お疲れさま」 着替えを終えて、制服で体育館を出ると隆裕くんがいた。 「ありがとう」 「のさ、泊まりのこと覚えてる?」 「うん、もちろん」 あれから色々考えて、もう覚悟は決まってる。 「家、来る?」 「…行き、ます」 少し驚いた顔をする隆裕くんがそこにはいた。