二人きりで、隆裕くんがゆっくりと写真を見ていく。 「なんか、高1でウエディングドレスとか変な気持ち」 「そっか」 最後であろう写真を見て、隆裕くんは手がとまった。 というか制止してる。 「隆裕、くん?」 「秋穂。」 こっちを向く隆裕くん。 「秋穂。」 「ん?」 「僕の… 未来のお嫁さんに、なってくれる?」 真剣な眼差しがあたしを突き刺した。