恋の華が舞う季節

「え……」


「ヤバイ……。俺、今、最高に幸せだ」


顔が真っ赤になりながら、はにかむ秦。


私も思わず、笑顔になる。



もう、夜は恐くない――


秦がいるから。


私は、秦に逢えた事で、本当の愛をみつけれた。



「もう、大げさだよ……」


「今の気持ちを、何て伝えたら良いのか、分かんねぇくらいだよ」


「――もう……」



本当に……



好きでいてくれたんだね――



私は――




「秦、聴いて?」


「え?」


「今なら、唄えるよ。秦がいるから」