恋の華が舞う季節


想いのままに生きれていられたら、どれだけ幸せなんだろう。


秦がいたかのような錯覚にとらわれて、私は秦を掴もうとした。



でも――



秦はもう、居るはずもない。


だって私が、傷つけたんだから。