side悠雅
美夜から、バトンを受け取り走り出す。
美夜の手が少し、俺の手に触れる。
どきっ…
それを隠すように走り出す俺。
どんどん、スピードを上げてゴールする。
…1位なんて、全然嬉しくない。
俺の願いは、愛しいあいつのそばにいたい……
なのに、許されない…
もう1度集まって、今度は各自で練習をする。
「一年生と二年生は、同じ学年同士で練習してね」
そう、先輩から言われる。
美夜の方を見ると…
こっちを見ないで、胸元でぎゅっと手を握りしめてる美夜。
…どうしたらいいんだ……?
「バトン渡す練習してて」
そう、先輩から言われる。
「はい」
そう、2人で返事をする。


