いくら楽しいといっても、慣れない環境、緊張の連続に、体は消耗しているようで。


バイトを始めてから、私はまた痩せた。


この調子だと、前と同じくらいの細さになってしまうのも時間の問題かもしれない。


結構食べてるつもりなのにな。……




「何を食べてるって?」


「え?」


考えていたことが無意識のうちに声に出ていたらしい。


一緒にフェア商品の棚を設置する作業をしていた先輩が、不思議そうにこちらを見ていた。


「いえ、何でもないんです」


「そう?なんだか深刻そうな顔してたから……

まあ、いいわ。これを早く終わらせましょう。

まだまだ仕事はいっぱいあるんだから」


「はい!」




大変だけど、やりがいのある仕事。


責任感が芽生えたら、もっと必要とされる人になりたいって、思うようになった。




自分の足で歩いている充実感。


ちょっとくらい体重が減ったからって、負けていられない。