ひとつ、屋根の下で


「……どういうことか説明して!!」


凌が教室を出ていったあと、千依がすごい剣幕でそう言ってきた。


説明、って……。



「だから、下宿先の息子さんだって。たまたまうちの学校の生徒だったんだって」


「あんな綺麗な顔してる人がうちのクラスじゃないわけないじゃんっ!」



そうだね。


もし凌が容姿でクラス分けしてるようなこの芸能科にいたら、間違いなく、一応いちばん上のクラスに当てはまるこのクラスにいただろうけど。



「だって凌、芸能科じゃないもん」



そう言うと、千依は大きな目を更に大きく見開いた。


瞳が零れおちそう。