それから私たちは、ショッピングモールでウィンドウショッピングを楽しんだり、 甘いものを食べたりと、充実した時間を過ごした。 その間ずっと、私たちは手を繋いでいた。 いつもと違うのは、『恋人繋ぎ』をしていること。 いつもよりも、ドキドキした。 「翔平、私ね、こういうデート、憧れてたんだよね!・・・もっと欲を言えば制服デートがしたかったなぁ♪」 翔平は笑いながら「そうなんだぁ」と受け流してきたから、私はちょっと意地悪を言った。