朝、結婚式のリハーサルに出かけた時は全然気が付かなかったよ。 だって最初は翔平の運転でそれどころじゃなかったし、 帰りは繋がれた手にドキドキで風景なんか目に入らなかったんだもん! 翔平は驚く私を、ただ笑顔で見つめてくるだけだ。 ここが通学路だということは、私の家だってそんなに遠くはない。 翔平の家って、こんなに近くだったの? 「ねえ翔平、こんなに近くにいたの?いつからここに住んでるの?」 私は聞かずにはいられなかった。 少なくとも今まで翔平らしい人とは、すれ違ったことは無い・・・。