「修!凄くカワイイ女の子じゃん!彼女?」



・・・知り合い?何か、修に似てる・・・兄弟?



「うん。取るなよ!」



・・・何を取るんだろう?それと、アイス食べに来たんだから食べようよ。



「ねぇ、彼女さん。」



いきなり話しかけられた私にお店の人は優しく笑った。



「はい。何でしょう?」



「何か聞きたいこと無い?」



いきなり言われても・・・困るかも。
 ・・・これは聞いて良いかな。間違ってたら失礼だけど気になる・・・



「修のお兄さん・・・ですか?」



聞いてみると、お店の人は優しく笑って、



「よく、分かったねぇ」



と言ったのに対し私は、



「笑ってる顔が似てる」



と言って、アイスの味を決めかねていた。



「由宇、何味が良い?」



・・・修と同じのにしよう。迷ったときはこれに限る。



「修と同じが良い」



そう言えば修は同じのを頼んでくれた。