「ありがとう」



優しい笑顔で言う修に微笑む私。



「どういたしまして」



また笑う私達は、周りから見たらどう見えるだろう。



「由宇、今日時間ある?どっか寄って行かない?」



今日は特に用事も無かった筈だし・・・
一人暮らしだし・・・



「行く。」



私は行くことに決めた。そして、修はいきなり走って



「じゃぁ、アイス食べに行こうぜ!」



と笑顔で言ったから、そんなにアイスが好きなんだなぁ。と思った。



「うん」



短い返事をする私に、笑顔の修・・・温度差があり過ぎる気がする。
 まぁ、いっか。



「此処だよ」



「・・・近いんだね。」



「此処、美味しいんだぜ!」



アイスって何処で食べても同じじゃないの?
  学校出て、走ること3分・・・走ること無くない?
なんか、広場でアイスを食べるのは初めて・・・
 


「そうなんだ」



取り敢えず、返事をしておこう。