クールな彼女と明るい彼氏

「由宇?お前言ってなかったのか?」



「何を?」



何を言うんだよ・・・お兄ちゃんの問いに首を傾げる。
  呆れたようにお兄ちゃんは、




「俺だが兄妹ってことだよ。修くんは、由宇の本命の彼氏が兄貴である、
俺だと思ってるんだよ。」




・・・お兄ちゃんが彼氏・・・



「・・・気持ち悪い。何か嫌だわ・・・」



私が呟けば




「お兄ちゃん、泣いちゃうぞ!?」



なんて言うもんだから無視って置こうと決めて、

修はと言えば・・・



呆然。この言葉があっているだろう。



「お兄ちゃん。二人で話したいことがあるんだけど・・・」



そう言うとお兄ちゃん。は何も言わず、席をはずしてくれる。




私は軽く深呼吸をしてから言う。