クールな彼女と明るい彼氏

・・・お兄ちゃんのカミングアウトは、無反応で良いか。



「・・・は?」



「ん?」



「修は?」



修は、居ないの?そんなに私が嫌い?



「修?誰だ、そいつ。
一昨日言ってた彼氏か?」



お兄ちゃんの質問に私は頷く。



「知らねぇ。」



お兄ちゃんの答えに私は目の前が真っ黒になる。
 今日、修の誕生日だったな・・・
プレゼント・・・買った意味がないな・・・



-ガラっ-



扉を開けたのは・・・




修だった。