クールな彼女と明るい彼氏

「修~!おはよう」



「はよー」



修・・・近くに居るの?
 

・・・居た!!



修と目があったが逸らされた。


-ズキッ-



苦しい。息が出来ない・・・
 呼吸ってどうやってするんだっけ・・・?




「由宇!」



お兄ちゃんの声がした。
 なんで此処に居るんだろう・・・?
あぁ、言ってたな。ずっと前に、教師になりたいって・・・
 夢が叶ったのかな・・・

意識が薄れていく中でそんなことを考えていた。
 



・・・眩しい・・・



「由宇!大丈夫か!?」



お兄ちゃんが目の前に居た。・・・修は、居ない。
 



「お兄ちゃん。如何して此処に?」



此処は保健室のはずだ。
 だから、保護者と言えど簡単に入れるはずがないのだ。



「あぁ、俺---


教師だから。」