「由宇!終わったぞ!」



「・・・修?」



誰もいなかった。居るのは修と私だけになり、ちょっと申し訳ない気分になった。
 誘ってくれたのに感じ悪かったかな・・・。



「由宇。行こうか?」



修は、何時も通りに手を差し出してくれた。私もその手を握った。



「・・・うん。」



そして電車に乗り、家まで送ってもらって、別れてデートは終わった。