クールな彼女と明るい彼氏

電車に揺られて15分。隣町に着いた。



「クレープ、楽しみだな。」



修は今にもスキップしそうなぐらいご機嫌のようで、小さい子供みたいで可愛いと思う。
 修を見てたら、私まで楽しみになってきた。



「修、早く行こう?」



私は修を急かした。私は甘えるという行動をあまりしたことが無かった。
修にだったら、甘えてしまう自分が居る。
 何で?



「あぁ、行こうぜ!」



修と一緒に走った。私達は、クレープを食べて、時間つぶしをすることにした。
 商店街を通ってみたいという私の我儘に修は付き合ってくれた。



「綺麗だな」



修がずっと見ているのは、ブレスレットで私がデザインした奴だった。

・・・言うの忘れてたけど私は、世界1の財閥篠崎グループの跡取りだから、修行としてこのブレスレットをデザインした。

龍が2匹紅い玉を守ってるイメージでデザインしたんだっけ。



「これ、買おうかな。」



修は私のデザインしたブレスレットを買うことにしたみたい。
 


「修に似あうよ。」



私は本当に似あうと思った。・・・修はなんでも似あう気がする。
  イケメンって罪だ・・・



「ありがとう。」



修はお会計に行ったのでちょっと見て回ることにした。
  


「・・・!」