「あれ?どこにあるんですか?」

「えー?あるわけないよ?」

私の意識は遠のいた。

そして、目が覚めた。

「ここ?どこ?」
手足は拘束されて、
真っ暗な場所。

思いのほかパニックになっていない。
ポッケに携帯が入ってると

わかったからだと思う。


「あ?起きたー?君かわいいよねー?」


少しチャラそうな男の子が
私に話しかけてくる。

「な、なんですか?」
「あらー、えらく落ち着いてんねー。これから自分がされることわかってるん??」


自分がされること?