「ユータとジュリあわせてなかったよね??ダンス」

確かに仕事忙しかったし、
あいつに会いたくなくてレッスンには全く参加してなかった。

ダンス合わせるのもリハーサルでちょっとやったのが始めてだった。

「ジュリはさ、ステージ上がるの初めてだったからさぁ…そこは気を遣ってあげて欲しかったな…。」


ダイスケが言った。
何こいつ、俺があいつに気を使わなきゃいけないの?


なんで、なんでみんなはあいつを認めてんの??

意味がわかんねぇよ…。

「ブレスバンド渡してあげて!!」


トーマが俺に渡した。
あんなに強い言い方をするトーマを見るのは初めてだった。