my existence sense-神が人を愛す時-










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「あぁ、例の神殺しの話だよな?
で、どうなんだよ?話の進み具合は」



バロンだって何の話であるかは判っていた。
だが話が話だけに順序があると思い一拍そう入れたのに、ジーザスはそんなことに気付く筈も無くサラリと言う。











「そうなんだよ!
さっきね、ようやく各所の試験も全て終わって正式に起用する者達が決まったんだ!
数が数だからね、各所で順々に試験を行ってある程度絞り込んで選りすぐりの者達を集めて中枢部隊に相応しい者達を今日の最終試験で選出したよ」



「ふぅん、中枢部隊ってことは俺等の部隊ってことか?」



「ううん、今日の試験はこのノヴェリア直轄の部隊の兵の選出。
君達の部隊はそれよりももっと上.......核となる実践部隊だからね、君達以外も僕の独断と偏見で相応しい者達に決めさせてもらったんだ。

今日は君達に他の皆と引き会わせたくてね?
それで君達にこうして来てもらったんだ!」




まるで無邪気な子供のように笑い言う。






「引き会わせるって......え、今からですか?」



「うん、まだ全員が集まっている訳じゃないから夕方くらいになるかな?
食事の席を設けてあるからそこでドキドキの初対面だねっ、アハハ!
あれ?もしかしたらバロン、夜は先約があった?」



「おー?
何だよバロン、またその辺の女侍らせてよろしくやんのかぁ?いやぁ、酷い!この女の敵っ!」



「またって何ですか!
いい加減なことを言うのは止めてください!誤解を招きます!
僕は一度もそんな破廉恥な事はした事ありませんっ!」



「ほぅほぅ、口では何とでも言えるからねぇ?
あ、俺は今日パス!
今日の夜は愛しのサリーちゃんと魅惑のランデブーなんでね」



「なっ!
さっきの貴方の言葉そのまんま御返ししますっ!
大体パスなんて出来る訳無いでしょう?
キルファさんが計らってくれた食事の場ですよ?公務ですよ?
ねぇ、キルファさん?」








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