「はぁ。なら弱気な君に、俺が一線を引いてやろう。どっちが選んで。一、向こうが諦めるなら、自分も諦めてほかの女性を探す。二、相手を待っていないで自分から行動し話すきっかけを作る。さぁ、どっちを選ぶ?」






村上先生からの、厳しくも優しい選択問題。








「・・・・・・二番です」






「そっか。自分がそう思うなら、そうしなさい。いい結果を期待してるよ、イケメン♪」






「ありがとうございます・・・村上先輩・・・」





俺は本当にいい先輩をもったな・・・・。






村上先生の存在の大きさを実感するとともに、大きな罪悪感。






俺の好きな相手が自分のクラスの生徒だって知ったら・・・・村上先生はどう思うだろう?




きっと殴られるだろうな・・。




でもいつか、本当のことを言わないといけない日が来る。




その時は、殴られるのを覚悟で、本気で話そう。



でも・・・それくらいの想いだから。







俺は改めて心に誓った。