「本当だよ、まったく。俺に何回心配かけさせんの」





コツン、と相川の頭をやさしく触る。




「えへへ・・・・。なんだか、見とれちゃってて、水飲むのも忘れてたの。先生、私のこと心配してくれたんだね、うれしいな」





え?え?えええええ?




なんだか、相川、今すごいこと言わなかった?




「み、見とれてただぁ・・?だ、誰にだよ?」



自分でも恥ずかしいくらいにドキドキしてるのが分かった。


どうか、相川に伝わっていませんように。







「ん?秘密~。ふふふ♪」




そう言ってまた微笑む相川。







あ~・・・まったく。





ホント調子狂うよ、相川・・・・・。



こいつ本当は小悪魔なんじゃないか?なんて思ってしまう。