「大丈夫か・・?ほら、つかまれ」



俺は相川に手を伸ばす。




「あ・・えと、見られちゃいましたね、恥ずかしい・・」




俺の手を握りながら顔を赤らめる相川。

こいつ、俺が見るときいっつも顔が赤いな。






「怪我してないか?一人であんなに持つからだよ、ちいせぇのに」




「え・・・???」




相川は不思議そうな顔をして、俺を見る。



やべ・・・・見てたの気づかれた・・??






「私ってそんなに小さいですか?」





相川はゆっくり口を開いた。




え、そこ?相川が疑問に思ったとこ。



こいつが天然でよかった、思った瞬間だった。