「もぉいいよ~!」



妃菜は、ベンチから立ち上がり、俺から離れようとした。





妃菜。




それ、めちゃくちゃ嬉しいことだから。





俺は妃菜を、ぐいっと強引に引き寄せて・・・キスをした。









妃菜がいけないんだぞ・・・・・・・・。





「せ、せんせ・・・」






「お前のせいだからな?妃菜、めちゃくちゃ嬉しい。俺のために取っといてくれたの?」






ギュ~~~って、また妃菜を抱きしめた。




「先生~!いたいよぉ~!」






「くくく・・・・だって可愛いんだも~ん」






やっぱり妃菜は可愛いな。





大人っぽい妃菜よりも、可愛い妃菜の方が似合うよ。







「これから、ゆっくり大人になっていけばいいからな、妃菜。焦ることなんてない。俺はずっと一緒にいるからさ」