予想もしていなかった出来事に、俺の顔は真っ赤になっていた。




顔が熱すぎる・・・・





「妃菜??」




そう言うだけでも声が軽く裏返ってしまった。





「ふふふ・・だって先生が可愛い顔して私を見るんだもん。」




ニコッて笑う妃菜。



こいつ・・・やっぱり小悪魔だ・・・。





「小悪魔ぁ~。俺、めちゃめちゃドキドキしたんだけど?」




こーゆーのって男の俺からするもんだろ?



先手を打たれて、実はちょっと悔しかった。






「小悪魔ってなに~?私だってすっごいドキドキしたんだよ?しかも・・・私のファーストキスだったんだからぁ。」




むぅ、とむくれる妃菜。




ちょっと待て・・・聞き捨てならない。




ファースト・・・キスだったの・・・????