「好きになって、ごめん・・・・」 「先生、どういう意味なの・・・・?」 俺は、握っていた手をそっと離した。 「俺がお前を幸せにしたかった。でも、妃菜はきっと俺と一緒じゃない方が幸せになれると思う・・・」 なに言ってんだ、俺・・・・ でも口が勝手に・・・。 「わかった。やっぱり、先生は私のことなんて好きじゃないんだ・・・・わかった・・・・」 妃菜は走って行ってしまった。 どうしうよう・・・・俺、追いかけたいのに追いかけられない。 足が固まって、動けない。 俺・・・・・・・・・・最低だ。