妃菜は、何も言わず、自分の班へと戻って行った。
妃菜・・・・?
いつもだったら、笑顔を向けくれるのに。
今日、笑わなかったな・・・。
俺の不安をよそに、妃菜は自分の班の友達と楽しそうに話していた。
今日は潮風キャンプ場の中にある、体育館でレクリエーションをして終わり。
なんか、今日は早く帰って寝たいな・・。
普段は感じない、不安の胸のドキドキに、俺は押しつぶされそうだった。
あ~ダメダメ!!
またマイナスになってるぞ、俺!!!!!
公私混同もいいとこだ・・・まったく。
俺は、自分に喝を入れて、レクリエーションを楽しんだ。


