そういえば、いつか電話で、「バス酔いしちゃうから、後ろには座りたくない」って言ってたな・・・。 大丈夫かなぁ?? 俺が心配そうな顔をしているのに気付いたのか、窓の向こう側にいる彼女は、小さくピースサイン。 そっか、そっか。 俺は安心して前を向いた。 たった1分程の、目と目だけの会話。 だけど、幸せ。 そしてしばらすると、バスはキャンプ場を目指し出発した。