「あのね、昨日のことなんだけど・・。来夢ちゃん、突然好きな人が出来たって。ちょっと前に告白したって・・。その好きな人が・・・先生だって言うんだ。それで私、すごくすごく気になって、昨日も眠れなくて・・・だから、私、先生に直接聞こうと思ってそれで・・」
泣きそうになりながら、話す相川。
ごめんな、相川。
もう、俺は無理みたいだ。
これ以上、相川を傷つけられない。
一人に・・・・・しておけないよ・・・・。
これから、お前のこと抱きしめる俺を・・・どうか許して。
俺は、相川を優しく・・でもギュッと抱きしめた。
俺がもし、この気持ちを伝えたら、今までの関係は壊れてしまう?
でも・・・・それでも。