「遠慮とかしなくていいから。マジで。俺はいつでもいいからさ。お前が怖い思いをするよりマシだよ・・・」






「じゃあ・・・これ、しっかり登録させていただきます。嬉しい・・・・ありがとう。あ、これ私の電話番号だから・・先生さえ良かったら貰ってくれる?」






そう言って、女の子らしい可愛いメモ紙に書いた電話番号を、俺に渡してくれた。





「おう、サンキュー。じゃあ、また明日学校でな」



俺はまたまたにやける顔を必死に隠し、ハンドルをきった。






相川が見えなくなったのをバックミラーで確認した途端・・顔はニヤニヤが止まらない。





ごめんな、相川。


こんな変態オヤジで・・・。



でも嬉しいんだ、好きな人からの“かっこいい”も。



好きな人からもらった“電話番号”も。





まるで、気持ちは高校生に戻ったようにウキウキしてる・・俺。