早く屋敷についてほしい、苺はそう思った。



 龍二が苺の首筋にかみつく。



「も…やだ…っ」



「ほら、そうやって可愛い表情するから…。俺のこと、誘ってるんでしょ?」




 苺は龍二の胸を押した。




「何なに?抵抗のつもり?悪いけど、全然抵抗になってないから」



 龍二が囁く。



「抵抗って…わかってるなら…っ、どいてよ…」