* その夜、バイトを終えると真優の言うまま、彼女の部屋に行った。 真優の身体は、やはり小夜子のそれとは違った。 だけどこれでいいのだと思った。 僕はきつく目を閉じた。 こびりついた小夜子の泣き顔が、いつか完全に消えてなくなればいい。 笑顔も、身体も、においも。 いつかぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ、 完全に消えてなくなればいい。 やるせない苦痛を、残酷な快楽が呑み込んでいった。